オンラインイベントを開催するにあたり、Zoomなどの配信ツールをどうするか、チケットや参加者管理プラットフォームをどうするか、という課題があります。どのような選択肢があるのかをまとめていきたいと思います。
オンラインイベント配信ツール編
Zoom
メリット
・バーチャル背景
・利用者数がダントツで多いので使い方を知っている人が多い
・安定している
デメリット
・スケジュール管理がしにくい
・2人以上で40分以上だと有料
料金
Basic:無料
Pro:2000円/月/(1〜9ホスト)
Business:2700円/月/(10〜99ホスト)
Enterprise:2700円/月/ホスト(100ホスト以上)
教育機関向け:$150/月/ホスト(20ホスト以上)
Google Meet
メリット
・Gメール、Googleカレンダーとの連携のしやすさ
デメリット
・バーチャル背景がベータ版で不安定(結構エラーになります)
料金
Googleアカウント:無料
Basic:¥680/月/ユーザ
Business:¥1360/月/ユーザ
Enterprise:¥3000/月/ユーザ
教育機関向け:無料/月/ユーザ
Googleアカウントがあれば無料というのはアツいのですが、Googleフォトが良い例で、Googleはユーザー数が増えてきたら有料化する節があるので、今後どうなるかはわからないですね。
チケット・参加者管理プラットフォーム編
配信ツールが決まったら、次はチケットや参加者管理のプラットフォーム選びです。
基本的な機能として、チケット発行(無料、有料)、チャット機能、リマインドメール自動送信、領収書発行ができるプラットフォームのみを抜粋しています。
connectee

Zoomでのオンラインイベントに特化した配信プラットフォームです。
メリット
・Zoomと公式連携しているため、イベントページと別にZoomミーティングURLを作成し、参加者に共有する手間がない。
・ひとつのイベント内に複数のZoomミーティングを設定できる。(無料体験セッションと有料セッションなど複数のセッションに分けて開催しやすい)
・投げ銭機能があるので収益化しやすい
・イベントの録画をしておけば、アーカイブ動画を販売する機能もある
・参加者がSNSで拡散しやすいように設計されている
デメリット
・新しいサイトなので集客は別途必要
料金
・初期費用無料、月額費用無料
・無料チケットの場合、完全無料でイベントが開催できる(投げ銭機能でマネタイズも可能)
・有料チケットの場合、売上の9.8%が手数料としてかかります
EventRegist
オンラインベントに特化しているわけではないですが、チケット販売等は可能です。
メリット
・有料だがチケット抽選機能がある
・申し込み時にフォームが設定できる
デメリット
・Zoomと公式連携していないので、Zoomミーティングは別途設定が必要
・複数のZoomミーティングを作りたい場合はすべて手動
・投げ銭機能はない
・アーカイブ動画の販売はできない
・共同管理者の追加が有料機能
料金
・Basic:初期費用無料、月額費用無料
・Basic+:初期費用¥50,000、月額費用不明
・無料チケットでBasicの場合、完全無料でイベントが開催できる
・有料チケットの場合、売上の8%が手数料としてかかります
Peatix
オンラインベントに特化しているわけではないですが、チケット販売等は可能です。
メリット
・チケット抽選機能がある
・申し込み時にフォームが設定できる
・集客が比較的しやすい
・チケット機能は使わずに外部で受付することができる
デメリット
・Zoomと公式連携していないので、Zoomミーティングは別途設定が必要
・複数のZoomミーティングを作りたい場合はすべて手動
・投げ銭機能はない
・アーカイブ動画の販売はできない
料金
・初期費用無料、月額費用無料
・無料チケットの場合、完全無料でイベントが開催できる
・有料チケットの場合、売上の4.9%+売れたチケット1枚につき99円が手数料としてかかります
オンラインイベント用プラットフォーム比較まとめ
最良の選択肢は以下です。
・バーチャル背景や安定性の面から、ツールはZoomがおすすめです。
・プラットフォームは、connecteeとPeatixの合わせ技が最強です。
具体的な流れは以下です。
- connecteeでイベントを作成し、Zoomで自動連携できるようにしておく
- Zoomは最低1人をプロプランにしておく
- 集客用にPeatixをイベントを作成し、connecteeにリンクを張っておく
やはりオンラインイベントに特化したサービスを使いつつ、Peatixのような老舗の集客力を活かすのが最良の選択です。