
HP制作会社多すぎ...。どうやって良い業者を選べばいいかわからないよ...。
この記事は、ホームページ制作をしたいと思っている企業の担当者の方向けに、溢れかえるほど多いホームページ制作会社の選び方のコツを解説します。
僕はもともと事業統括、マーケティングといったビジネスサイドでしたので、発注する側の気持ちがよくわかります。そのうえで30代になってからプログラミングを始め、web制作技術を身につけました。
ビジネスサイドもエンジニアも経験した僕だからこそ、様々なHPのソースを見て、マーケティングやSEOの観点に欠如したホームページが多すぎると感じています。
この記事では、ホームページ制作会社の選び方で失敗しないよう、プロの観点で選び方をお伝えします。
一応自己紹介ですが、僕はもともと小さな企業ではありますが、事業統括、webマーケティング、HP制作、広報、アプリ事業立ち上げなどwebやマーケティング全般を経験しています。
実績としては、ずっと放置してても毎月45万PVほどのwebメディアをひとりでたちあげたり、
日経新聞や毎日新聞をはじめとしたメディア広報で50媒体ほどに掲載させ、
HPリニューアルで問合せ数を前年比10倍にアップ、
事業統括では売上高5年連続20%アップといった具合でして、
SEOを中心にweb制作、マーケティングには精通しています。
プロの観点でホームページ制作会社の選び方を徹底講義していきますので、ぜひ参考にしてください。
実績で選べば大丈夫!?それが失敗の原因です
ホームページを外部に委託するクライアントさんのほとんどがコードを知りません。
コードがわからないのにどのような基準で実績を見るんですか??
世の中の多くのホームページの目的は集客です。
集客が目的のはずなのに過去の実績のデザインを見て選ぶ、、、
ずれてますよね。
しかも、デザイン選定はユーザー目線ではなく、事業者目線。
そりゃ失敗するでしょう。
目的に合ったホームページ制作会社を選びましょう。
ホームページ制作会社の属性に合わせて選ぼう
web制作業界はマーケティングまでしっかりやってくれるタイプの会社か、制作に徹するタイプの会社かに大きく分かれます。多くのフリーランスも制作に徹するタイプです。技術力がいくらあっても、ことホームページに関しては、マーケティングの観点を持っていない制作会社に頼んでしまって悲惨な状態で助けを求められるクライアントさんが多いです。
依頼するときは制作会社の特性を見極めるようにしてください。
デザイン重視のホームページ制作会社

ハイセンスなホームページを作れるデザイン重視のweb制作会社を選びたい方は、制作会社のホームページのデザインと実績のデザインを見て選べばよいです。
- このスタイルが合う業種は、デザイン力重視の業種、例えばアーティスト系の業種、または大企業やすでに販路を確立していてホームページを集客の導線に考えていない企業向けです。名刺代わりの意味合いが強いので、デザインが優れている方が良いからです。
一般的な中小企業やベンチャー企業、個人事業主の場合は集客を考えているケースがほとんどなので、この選び方は止めておきましょう。
システム開発がメインだけどweb制作も受け付けているホームページ制作会社

- このタイプの制作会社に頼むべきなのは、ホームページに「集客」を求めておらず、むしろwebアプリケーションのようにシステム開発要素を求めるケースです。
すでに販路が決まっている、もしくは自社にマーケティングノウハウがある方で、 例えば既存顧客に高度な機能を提供したい場合(アプリも同時に作りたい、自社システムと連携させたい、などの場合におすすめといえます。
このタイプの会社の場合、マーケティングには精通していない会社も多く、集客を目的としたホームページ制作の場合は依頼するべきではありません。
見極め方はシンプルです。会社の強み、コンセプト欄に「マーケティング」、「SEO」、「ペルソナ設計」などについて書かれていなければ、システム開発に重きを置く会社と思って大丈夫です。
その理由は簡単で、マーケティングが強みであれば、いくら技術力が高くても、強みに挙げるからです。
機能開発や先端技術には強いけど、サイト内の導線設計もクライアントにお任せ、という会社も多々あります。
十分に気を付けましょう。
webマーケティングに強いホームページ制作会社

集客を目的とする会社にとっては当然一番おすすめです。
見極め方は、会社の強みに「マーケティング」、「SEO」などが記載されていること。
ホームページ制作だけやっているのは正直「作業」なので楽なんです。
一番頭を使うし時間もかかるのは、
ペルソナ像の共有、ペルソナ目線でのクライアントの強みの分析、メインキーワード選定、ホームページの構成、キャッチフレーズ考案、…
こういったマーケティングです。
そこまでのサービスを提供する会社を選ぶべきです。
ここまで出来る能力のある会社は希少性が高いので、その分お費用もかかります。
規模によりますが、目安としては50~200万円ほどの予算となるでしょう。
支払い可能な方にはおすすめですが、実際に決定する前に注意してほしいことがあります。
「担当者」はコンテンツマーケティングの実務経験を持っていますか?強みには書いてるけど担当者レベルではコンテンツマーケティングの実務経験がない、なんてザラです。
自社ブログというコンテンツマーケティングで成功している大手の会社はありますが、担当者はすでに集客できる状態まで育てたブログに乗っかって執筆しているだけで、ゼロから立ち上げていません。
できれば、そのブログの初期段階、立ち上げ時期からコンテンツマーケティングに携わっているようなレベルの方にお願いしてください。
コンテンツマーケティングは「0⇒1」が一番大変で、その実務を経験したことがあるかないかで大きく視点が変わりますし、先輩の苦労話を聞きかじったくらいでは、本質はわかりませんよ。
例えば、Kiyo-techだと、過去に3カ月だけ頑張って書いたブログで安定的に毎月17万PVまで成長させた経験があります。また、制作したホームページで前年比問合せ件数10倍以上にした実績もあります。また、制作だけではなく、小規模ながらカドカワさんグループなどの東証一部上場企業と事業提携したり、日経新聞掲載したりと、事業運営面での経験もあるので、クライアントの立場に立って、「実務家」としての様々な戦略提案が可能です。
>> web制作について
このように、ホームページ制作会社を選ぶときには、目的によって選ぶ基準や条件が変わってきます。
自分の目的から逆算して選ぶように心がけましょう。
ホームページで実現したい目的を決めておこう
さて、ホームページ制作会社の属性がわかったところで、あなたがホームページを新規立ち上げ、もしくはリニューアルするうえで達成したい目的を決めておきましょう。
その目的に合わせて、上記を参考に自分に最も合ったホームページ制作会社を選んでください
。ただし、そのときに注意点があります。
絶対に選んではいけないホームページ制作会社
どんな属性のホームページ制作会社であろうと、絶対に選んではいけないホームページ制作会社があります。
それは、ペルソナを設定しない制作会社です。
あなたのホームページは誰のために作るんですか?
あなたのビジネスに興味を持って訪れてくれるユーザーにですよね?
そのユーザーがどんな人なのかというイメージを共有した状態で作らないと、必ず細部に欠陥が出てきます。その欠陥で大きな差が生まれるのがホームページなのです。
スティーブジョブズも「神は細部に宿る」と有名な言葉を残したように、クリエイティブな仕事は細部まで徹底的にこだわって作られるものです。
そのこだわり方は誰のためなんですか?
あなたのためでもありません。
あなたのホームページを訪れるユーザーのためのこだわりです。
ユーザーのことを把握できていない人が、正しくこだわれるわけがないですよね。
なので、問合せ後の打ち合わせなどで必ずチェックするようにしてください。
そのときについでに確認したほうが良い点が次。
更新しやすいホームページにしてもらえるかを確認しよう
最後に必ずこだわって欲しいところが、更新しやすいホームページにしてもらえるかどうかです。
webマーケティングの基本はPDCAサイクルです。
つまり、ユーザーの行動に仮説を立てて、googleアナリティクスを見ながら検証し、都度修正するということの繰り返しです。
成果を出したければ、改善を繰り返さなければなりません。
そのたびに改修費用のかかるホームページってハッキリ言ってムダです。
そんなお金があるくらいならwebマーケティングのプロのコンサルに使ったり、広告に使ったり、もっと有益な使い方をしましょう。
なので、極力自分たちでメンテナンス・修正しやすいホームページを納品してもらってください。
例えば、Kiyo-techならデザインレイアウト以外のほぼすべてのテキスト文章や画像、ファーストビューの画像など、ブログの投稿感覚で修正できるように開発します。
そのため、やっぱりこんなキャッチフレーズにすればよかった、、、
なんて後悔することがありません。この点もクライアント様にもご好評いただいています。
中にはわざとメンテナンス性の低い開発をして、運用・保守費を稼ぐビジネスモデルの業者もいます。というか多いです。
必ず要望を出しましょう。
難しいと言われたら、その会社はただ技術力がない会社なので、他を探しましょう。
【結論】ホームページ制作会社の選び方
結局のところ大切なのは、
- ホームページに求める目的を整理すること
- 目的に合った制作会社を選定する(デザイン系、システム開発系、マーケティング系)
- ペルソナ設計をしない会社を選ばない
- 更新しやすいホームページにしてもらえるか
以上がポイントです。
失敗しないよう、悪質な業者につかまらないよう、最善の行動をとってくださいね!